二〇〇六年十月一日、レオとみぃが、新たに家族に加わった。
男の子と女の子。
近い年頃なのだろうが、兄妹ではなさそうだ。ぴったり寄り添うわけではなく、しかし離れ過ぎない、さりげない距離を二匹の間に読み取って、そう思った。
ゲージ越しに初めて対面した二匹は、差し入れた缶詰にはほとんど口をつけないで、疲れた様子だった。家に運ばれてすぐ洗われたからだろうか。それまでの厳しい環境もひどく辛かったに違いない。緊張は感じられなかったが、不安にさせないようそっと近づくと、二匹から喉を鳴らして受け入れてくれた。こちらを伺う視線に警戒の色はなく、表情に安心さえ感じて、ほっとした。
触ると二匹とも毛並みが悪い。撫でるとぱさぱさした。そして老猫のように軽かった。細って、大きなレオは皮ばかりが余り、みぃは、ただでさえ身体が小さいのに、もともと大きな目が異様に強調されていたのをよく覚えている。

幸せになってほしい。
尊い縁で家族になったのだから、もう明日のご飯を心配して夜を過ごさないで。
安らかな寝顔が猫にはよく似合うのだから。

これからはわたしが代わりに幸せにする。あの時、そう約束したんだ。